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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来

あれ……。
「前から……」
一体、いつから……。
いつから私はソラ先輩に愛されていたんだろう。
見守っていてくれたんだから好意だけではなく愛だ。
思い出せるところまで意識を研ぎ澄ませると頭が痛くなってくる。
ソラ先輩との過去の出来事は、今でも高校生の頃しかはっきりと思い出せない。
小学生の頃の姿はどんな感じだったっけ……。
「――――風子……、俺のことを見て」
「んっ……」
寝る前にセックスに誘われてからも気になって、気持ちのいい前戯をされているのに上の空だった。
ぼーっとしていたのが見抜かれた後にキスをされて我に返る。
ルームウェアの肩紐を下ろされて露わになっている胸は、舌先で弄ばれたばかりで尖っていた。
そしてまだ脱がされていないパンツに愛液が染みているほど濡れている。

