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愛おしいキミに極甘な林檎を
第61章 真実の愛と花嫁の決意

「ふふっ、納得です。今もそう思っちゃいました」
「大切だからそれほど心配してしまうんだよ。……ねえ、風子は広い家に住みたい?
今住んでいるところよりも静かな場所で穏やかに暮らすのもいいかなって最近思えてきてさ」
「いいですね。ここも好きですけど、マンションの住人に会うとじろじろと見られるので緊張しちゃって」
「そうか……。じゃあ、いつか引っ越ししよう。どこに行っても風子を幸せにできるように頑張るから」
「はい……」
うとうとしながら話した後、いつの間にか少しだけ眠っていて焦ってスマホを見る。
今の時間を確認すると午前一時を過ぎた頃で、本格的に眠ってしまわなくて良かったとホッとした。
隣にいるソラ先輩も裸のまま眠っていて小さく寝息を立てている。
スマホの画面の光で起こしてしまわないように少しだけ離れてからメモアプリを開いて思い出したことを記しておいた。
起きた時に忘れてしまっても困らないために……。

