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愛おしいキミに極甘な林檎を
第61章 真実の愛と花嫁の決意

でもどれも私が選びそうな可愛い物が入っているから一緒に使っているように思えた。
一体、どこに……――――
見つけ出せなくて手が止まった時、横を向いた視線の先にある鏡に映る自分がいた。
退院してからずっと家にいて化粧もしていなかったから使っていなかったドレッサー。
その化粧台の上には私が使っていたと思われるメイク道具が置いてある。
家の中で自分だけが使う場所……。
さすがにソラ先輩はこれを使うことはないだろうから、ここなんだと思った。
ドレッサーの棚を開けてみるとメモ帳に書いていたとおり、ここにあるのがおかしい物が入っていた。
それを取り出してから、本当にこれなのか他の棚も開けて確認してみたけど入っていたのは化粧品だけ。
私が見つけたかったのはやはりこれだ……!

