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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート

「えっ……!?」
気づいたけど、那砂さんに振られてつい反応して声を上げてしまった。
「アタシは違うけど周りは皆、野獣よ?モノがついてるからね。……ちんこが三本!」
「那砂、大自然の中で下品なことを大声で言わないでください。……この場合、四本です」
「アタシにはついてないんですけどー?」
バシャーンッと大きな水しぶきが上がり、水滴がこちらの方へ飛んでくる。
また理人さんは那砂さんに勢いよく顔を水中に沈められたようだった。
ソラ先輩が守ってくれているから私は何ともないけど……。
この状況に興奮してしまっているのには違いない。
額に滲んできた汗がゆっくりと垂れてくるほど顔がとても暑いのだから。
この状況は最高にイイ……。
心も体も気持ちいい……。
なぜならそれは……――――
「温泉は気持ちいいが、何だかお預けされている気分だな」

