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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート



課長の言っていたとおり、ここは純粋に自然の恵みを楽しむ秘湯で誰もが利用する場所だ。


厭らしい気持ちになってはいけないのにこんな気分になってしまっている自分が恥ずかしい。


純粋に心地良く思えていたはずだったけど体の感度も上がってきている。



「ちょっと!理人くん、なんで勃起してるのよ!?」


「レディーがいる前でそんなことを言わないでくださいよ!そもそも混浴というものは僕にとって刺激が強かったようです……」


「一緒にお風呂に入ったのは小学生以来だったものね。アタシのセクシーな体に見惚れてしまったってことかぁ。那砂、嬉しいわ~!」


「それは違います」


否定した後にまた大きな水しぶきが上がる音が聞こえてきたから理人さんの顔が沈められたのだろう。



「きゃー!課長くんまで勃ってるの!?……意外とちんこでかっ!」


「そんなに見ないでくれ……」


他の男たちの裸姿を視界に入れることは禁じられているけど、後ろから容赦ない卑猥な会話が聞こえてくる。


でも那砂さん以外のモノなら見たことがあるから自然と脳内に浮かび上がってしまう。


「流石、風子ちゃん。同じお湯に浸かっているだけで他の男のちんこを勃たせるなんてやるわね。彼氏くんも勃起してたりしてー」


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