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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート



「俺は温泉に浸かって風子が気持ちよくなっているって意味で言ったんだけど」


「温泉……」



「それ以外になにがあるのかな?風子がエッチな気分になっているなんて他の人に言うわけないだろ」


「えっと……、それは……、あの……、ええっ……?」


男性陣で温泉のことを話していたというのに、性的に気持ちよくなっていると私が勘違いしていた。


複数プレイだの卑猥なことを考えている自分が物凄く恥ずかしくなり、一気に体の熱が上昇する。


温泉と背後から包んでくるソラ先輩の体温によって体が熱くなっていたけど、急に頭がぼーっとしてきて耐えきれない気がしてきた。


気持ち良くてもっと浸っていたいのに無理のようだ。



「ソラ先輩……、ちょっと…あがりた……」


「風子!?……風子―――――」


私の名前を何度も必死に呼ぶ愛しい声が聞こえてきたけど、意識が遠くなっていって無音状態になる。

それと同時に視界も狭くなっていき、ついには真っ暗になってしまって何も見えなくなった。


でもまた気持ちいい……。―――――今度は違った意味で。


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