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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート



「はい。食べてみたいです」


ソラ先輩はまだ手を付けていないパフェを私の前へ置いてくれた。


二人で違うものを注文してシェアをすることは頻繁にあるから何の抵抗もなく私もソラ先輩に食べていたパフェを渡す。


昼前にはクレープを食べて、おやつにパフェ。今日はなんて贅沢な日だ。


美味しい物ばかり食べて摂取カロリーが気になるけれど、仕事を頑張った自分へのご褒美として楽しむことにする。


「ん~、チョコも美味しいです。フルーツとチョコはぴったりな相性ですね」


「風子さんは食いしん坊でしたね。イチゴは取られてしまいましたがこれもどうぞ」


「確かに乙羽はお菓子が好きだったな。まだ食べてないからこれも味見してみろ」


「えええ……!?」


どうしてなのか理人さんと課長まで私の目の前に自分が注文したパフェを置いてくる。


偶然にも一人一人違うパフェを選んでいるから味は違う。

メニューを見た時、どれも美味しそうだなと思っていたから一口食べられるチャンスができてラッキーではある。


「スケベな男たちねぇ~。好きだった女と湯船だけではなく食べ物まで共有したいなんて」


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