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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus
「変なこと言わないでください。
課長とは、ただの上司と部下の関係ですから。それ以上の関係になるのは有り得ません」
私は、はっきりと否定した。
郁也さんを好きになったことはあるけど、今の気持ちはあの頃と違うから。
「乙羽……」
「ちょっ、風子ってば、からかったくらいで怒るなって」
「おい、潮崎。……日報は書いたのか?
先月の日報をまだ提出してないらしいな。
どうなっても知らないぞ」
「げっ!バレてる……。
あともう少しで書き終わるので今すぐ提出できる状態にしてきます!」
慌てた顔をした潮崎さんは急ぎ足で去っていく。
郁也さんは、はぁっと溜息を吐いた。
「まったく。朝から賑やかなやつだな」
「ホントですよね。潮崎さんがきてから職場が明るくなったなって思います」
「ああ……」

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