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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus
「そうだ。ふたりきりになった時に話すと言っていたことだ」
「なんですか、それって……」
「まず、今の状況がだめだな。オレは塑羅緒くんと約束したことを破っている。
乙羽に触れてはいけないと約束したのに触っているからな」
「ホントですよ。今すぐ離してください。
こんなに近くなくても話せますよね?」
顔が近いし、もし、キスをされるとなると避けられない。
「……離したくない」
郁哉さんは真っ直ぐに私を見て伝えてくる。
でも、その気持ちはもう受け止められない。
再び、視線を横に向けた。
「困ります……。このまま私に触れてどうするつもりですか?」
「今すぐ手を出したいくらいだ。
こんな格好をしている乙羽が悪い。
スカートが破れなくても、スタイルがいいからいつも魅了される」
求められたことは何度もあったけど、今でもそういう目で見られていると思うと恥ずかしくなる。
もし、相手が郁哉さんじゃなかったら許していなかっただろう。
「不都合な話じゃなくて、このまま私を抱いて不利にするつもりですか?」

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