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愛おしいキミに極甘な林檎を
第31章 未来への誓い


両手に持っている雑貨屋の袋をぎゅっと握る。


駆け落ちしようと思っていたけど体調が悪いソラ先輩を連れて逃げるのは困難だ。


ソラ先輩は元々私と一緒に地元にいるつもりだったようだからその意思を尊重してあげたい。



「彼氏のことも、借金も……すべて私が背負っていきます」


「どれだけ大変なのか分かっているんですか。ハンデがない方との結婚を考えた方が楽なのに……」



「大変でも大切な人のためならなんでも頑張れます。そういうものじゃないでしょうか」



小さな水滴が手にぽつんと当たり、曇った空を見上げるとまた雨が降ってきた。


梅雨に入っているのも忘れてしまうくらい目の前のことでいっぱいで今日も傘を持ってきていなかった。



その雨に理人さんも気付いたのか、ビジネスバッグから黒い折り畳み傘を取り出して広げてから私に差し出してくる。



「僕も風子さんを見習わないといけませんね。大切な人のためならなんでも頑張れる……ですか」


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