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明日に架ける橋
第4章 明日に架ける橋
清人が花憐をそっと仰向けにし、覆いかぶさる。
二人ともお互いの頬を両手で優しく包み込んで、キスを繰り返す。

チュ・・・・・チュ・・・・・・チュ・・・・・・

どちらからともなく舌を絡ませ、吸い合う。
節々に、何度も見詰め合って、微笑みあった。
いつまでもこうしていたい・・・・と花憐が思ったのと同時に、清人が言った。

「この先に進みたいけど、ここでしてもいいの?」

花憐はぎょっとして、だめですと首を振った。
清人が笑って花憐を横抱きに抱き、立ち上がった。

「ではベッドで・・・・」

屋敷の中に入り、父と母が寝室で使っていた部屋に向かう。
今はそこが二人の寝室だった。

大きな天蓋つきの古いベッドで、花憐は引き続き自分たちが使うことを迷ったが、重厚で豪華なそのベッドを清人は気に入っていた。
早くこのベッドで花憐を抱きたいと言っていた。それが今から叶えられるのだ。

寝室に向かう途中も、清人は何度も花憐にキスし、首筋や耳たぶを愛撫する。
そして耳元でエロティックなことを囁くのだ。

花憐は顔を赤くしながらも、自分が興奮していることを嫌というほど感じていた。
清人の怪我が治るまで、セックスは控えてきた。
久しぶりの触れ合いである。清人の指や唇が触れるたび、息がかかるたびに興奮が増していく。

ベッドに花憐の体を横たえると、清人は先に全裸になった。
昼間の明るい日差しが清人の美しい体に降り注ぐ。
花憐はまぶしそうに目を細めて清人の体を見つめた。

窓にはレースのカーテンだけがかかっている。
こんな明るいところで裸を見られるのはさすがに抵抗がある。
花憐は二重になっているもう一つのカーテンを閉めてほしいとお願いしたが、すぐに却下された。

「君の身体の隅々まで見るんだ」

清人はそう言うと、花憐のストッキングとニットのセーターを脱がせた。

花憐は清人がプレゼントした透けたレースの下着を身に着けていた。
ほぼ下着としての機能を果たしていないその下着は、ピンク色の乳首は勃起していることが
はっきりわかるし、下半身の柔らかい部分は濡れていることも見て取れる。

清人はふかふかの枕とクッションにもたれかかっている花憐の身体をしげしげと見つめた。
明るい光りは、花憐の真っ白な肌をよりいっそう白く見せ、光り輝いて見える。

「妖精みたいだ・・・・」

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