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私の欠けているところ
第10章 逃げ回る時を追いかけたんだけど

部屋に入り
とりあえず
時をベットに座らせ

「いい?」

と確認してから
俺は時の服を脱がせた


妙な汗をかいてるみたいで
服は濡れていて
身体はすごく冷たかったんだ


「着替えある?」


時の指さす方から
着替えをとって
Tシャツを着せると
時を支えながら
俺は
ゆっくりと時を
横にならせた


「……ありがと…」


「いいよ。
ちょっと寝るか?
腹、へってないか?
水、飲むか?」


「ちょっと…寝ていい?
もう
大丈夫だから

帰って」



「わかった。
今日は帰るよ。

おやすみ」



「……うん」


帰るつもりなんて
なかったけど
俺は時に目を閉じてほしくて
そう答えていた


時はほっとしたのか
その後すぐに目を閉じると
まるで
気絶でもしたかのように
眠りはじめた


それにしても
痩せてる

どうしたんだよ、時…


俺は
ぐっすり眠ってしまった
時の側で
冷たい手を握り
時々頰に触れ
そして
何度も髪を撫でていた


早く起きて欲しい
と言う気持ちと
このまま
朝まで眠らせてやりたい
と言う気持ちを
行ったり来たりしながら。


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