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私の欠けているところ
第5章 その『嘘』に俺は追い詰められ

「正直…
それもある

でもそれだけじゃなくて

とっても信頼してるし

梶谷くんは


一緒に居て欲しい人だから」




信頼という言葉は
その時の俺にとって
最高の褒め言葉であり
最悪な言葉でもあった


別に
今日深海さんを
どうこうしようなんて
思ってない

けどやっぱり俺は
深海さんにとって
年下の友達という存在でしかないんだと
現実を突きつけられたようで

それはそれで
キツかった

でも

深海さんの
『一緒に居て欲しい』
という言葉は
それが友達としてだということが
分かっていながら
俺の胸を熱くさせ

泣きたくなるほど
深海さんを
愛おしいと思った


「俺も一緒に居たい。
と言うより一人にさせられない」


「…ありがと」


「だから…お邪魔します」


玄関で靴を脱ぐと
そこはもう台所

奥へ進むと
狭いワンルームになっていた

狭いせいか
置いてあるものは少なく
シンプルな感じの部屋で
ベットの側に
小さなテーブルが置いてあった


「ここ、座ってて
コーヒー…いれるね」


そう言って
台所に立つ深海さんは
さっきより少し
元気になってる気がした


そして
小さなテーブルに
コーヒーが運ばれ
俺と深海さんは
そのテーブルを挟むようにして
座った


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