この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第21章  権力者の闇の宴
  


 たかだか一介の支配人に屈する気など毛頭ない。そうしてそんな奴に張り合うほど子どもでもない。父にクールに返して来賓を出迎えるため会場入り口に立つ。

 多くの人が集まる大切なパーティーだ。後継者なのだと印象付けなくては、ならない。


「明莉支配人がお越しです。」


「そうか。」


「会長、どちらへ?」


「手厚く迎えてやらねばな。諍<イサカ>いに良いことはない。」


 入り口から外に出て車の傍まで駆け寄る。


「行きましょう、椥さま。」


「ええ・・・」


 父の後を追って傍に向かう。


「こんばんは、会長。社長も。」


 車を2人の出迎えに裏の意図があると理解しながらも笑顔で挨拶を返す。


「さぁ、おいで。」


 開けたままのドアの向こうに手を伸ばす。


「ほら。早くおいで。」


 そう言うと戸惑いながら妹が手を取った。


  
/400ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ