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金曜日
第22章 展示会で思わぬ事態



「佐伯さん、私一旦戻るねー」



「クシュン、うん、ありがとー、クシュン」



「また、お客様来たら、上がるから呼んでね」



展示会場が落ち着いているのを確認して、事務所に戻ったけど、すぐにお客様が来店され、ご案内しながら一緒にエレベーターで展示会場に逆戻り



「佐伯さん、お客様ご来店です」



「クシュン、クシュン、クシュン、、、佐藤ちゃん、ごめん、よろしく、、、クシュン」



「りょーかーい!」



コーヒーとお菓子を出して戻る



「はぁー、クシュン、もう、本当にごめん、クシュン」



「いいよー、気にしないで、私も息抜きみたいなもんだし(笑)」


「ちょっと、クシュン、クシュン、頓服のんでくるから、クシュン、見ててもらっていい?」


「うん、大丈夫、任せてー(笑)」


プープープー、佐伯さんが席を外してすぐに内線が鳴る



「はい、展示会場、佐藤です!」



「上野です。新規のお客様がご来店です。徳田課長と大城さんにお伝えして下さい。」



「かしこまりました。」



あの、大手量販店の三栄百貨店さんかな?大城さんは相田社長と商談中だし、課長はどこ?どこ?焦るー!



「あっ、課長!新規のお客様がご来店です。」



「おっ!来たか!大城にも声掛けとけ!」



「はい!かしこまりました!」



商談中なのはわかっているけど、課長に言われては声を掛けないわけにはいかない



「商談中に失礼します。大城さん、新規のお客様がご来店です。」



「佐藤さん、ちょうど終わったところだよ、わはははっ!」



『相田社長、申し訳ありません!まだ、時間あるようでしたら、ゆっくりしていって下さい!』



「じゃあ、佐藤さんに相手してもらおうかーわはははっ!(笑)」



「私でいいんですか?(笑)」



「佐藤さんの方がいいよ、大城君では色っぽい話はできないからな?わはははっ!」


『相田社長、勘弁してくださいよ(笑)』



「佐藤さん、彼氏はおるか?うちの甥っ子はどうだ?いっぺん会ってみないか?」



「へっ?あ、相田社長、そういう話はちょっとー、、、」



「わはははっ!まぁ、そのうちな、じゃあ、帰るとするか、佐藤さん、営業の同伴待っとるでなーわはははっ!」



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