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金曜日
第9章 口に出せない気持ち 2
『シャワーする?俺はそのままのがいいけど』
さっそく変態さんのお出ましだ。
「リベンジ?」
『したくない?』
ムスッとしながら大城さんに思ってることを話し出した私。
「なんにもわかってないよ?私は」
『えっ?何が?』
「今日のこと!」
『はぁ?だから何が?』
「だって、上野先輩が彼から好きだって言われたからって聞いて」
「私とダブルデートねって言われて」
「上野先輩に見せつけられるのかって思って」
「ちょっと上野先輩嫌いになりそうになったんだよ?」
「ちゃんと話してくれてたら勘違いしなかったし」
「心の鍵をかけることもなかったし」
「素直になりたいのに、違うかもって不安で」
「私ばっかりモヤモヤしてて」
「なんにも聞いてないよ?」
「大城さんから、私」
「なんにも聞いてない!」
そこまで言ったら大城さんが
涙いっぱいの私をギュッと抱き締めた!