この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第3章 愛する男の正体~再会~
明聖大妃は朝廷一の実力者キム氏の出身であることを鼻にかけ、姑的立場の荘烈王后を完全に蔑ろにしている。明聖大妃の大妃殿では大妃に仕える尚宮でさえもが王族のように威張り散らし、平気で荘烈王后を〝邪魔な年寄り〟と公言しているという。
そんな嘆かわしい噂を聞く度に、オクチョンは明聖大妃に対する印象が悪くなっていくのは、いかんともしがたかった。更に、大妃は我が子である国王を意のままに動かし、国王が大妃の意向に逆らうと、その場に失神したふりをして、息子を言うなりに操る。
そんな嘆かわしい噂を聞く度に、オクチョンは明聖大妃に対する印象が悪くなっていくのは、いかんともしがたかった。更に、大妃は我が子である国王を意のままに動かし、国王が大妃の意向に逆らうと、その場に失神したふりをして、息子を言うなりに操る。