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悪巧み
第4章 非常口 それから
「伊沢がした後にか?」
「そう。だめ? でもおねがい……あそこまだが火照ったままなの」
急に百合子の口調が、しなを帯びてきた。
百合子が俺の唇にキスをした。
「伊沢さんが挿れた後に、誠一さんのを挿れたらどうだろう、って今考えたら、また濡れてきちゃった」
百合子の右手が俺の垂れたペニスをまさぐり始めた。
俺は返事をしなかった。
百合子の唇が首筋から段々下に下がってきた。
「誠一さんが、私をこんな女にしたのよ」
百合子の唇が、俺の乳首に触れた。
右手はペニスを弄んでいる。
「あなたの為に離婚したのよ……それなのに……」
俺はそれにも答えなかった。
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