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夢の欠片(くすくす姫サイドストーリー)
第1章 前編
「お願い、ここにっ…中に、来て、下さっ…」
「もう、私が欲しいのですか?」
(いや…いくら何でも、突っ込むっにゃあ早すぎねぇか?)

逢瀬が短いと言っても、それなりの時間は有ります。男は女の願いは何でも聞いてやりたくは有りましたが、無理をさせたり辛くさせたりする事は、断じてしたく有りませんでした。
男が迷っていると、女は、ぎゅっと男のシャツを掴んで呟きました。

「だって…一人で気持ち良くなるのは、もう、嫌…」
「ああ…」
(クソっ…何て事言いやがるんだ…!)
女の言葉で欲望が目眩がしそうに膨れ上がった男は、女の純粋で淫らな願いを叶えてやることにしました。

「触って…これからここに入る物です」
女を簡素な寝台に導いて、細い手を取って触れさせると、ぴくんと震えて溜め息を吐きました。
「ん…あ…すごい…」
「…入っても、宜しいですか」
「ええ…お願い…私で、気持ち良くなって…」
「…っ…」
(ダメだ、可愛すぎる…分かって言ってんじゃねぇよな…?!)
男は逸る気持ちを抑えて、ゆっくり反応を確かめながら進んで行きました。

「あ…入って来…」
「う」
(なんだよ、これ)
女の内側は、待ち詫びたように男を飲み込みました。自分が拓いていくその場所が今までの誰とも似ていないのに、男は驚きました。
柔らかなのに緩くは無く、吸い付くように包まれます。
(まるで…俺のために創られたみてぇな…)

「んっ…ね、気持ち、いい…?」
「ああ…最高だ…っ…動いても?」
「ええ…あ!」
以前指で嬲った時に、女の感じる場所は粗方探り尽くしています。
それを思い出しながら突くと、女は服から零れ出ている豊かな胸を揺らしながら、白い喉を曝して嬌声を上げ始めました。
「あぁん!あ、あ、んっ、ん」
「ッソ…持ってかれ…っ」
動かす度にぐちゅぐちゅと淫靡な水音が響き始め、女の内側は縋るように収縮を始めました。

「あ、あん、あ、いいっ…あ、やぁ、そんなとこっ、あ、ん、こんなの、しらないっ…!」
「…っ…は」
男は一度、動きを緩めました。そして、息を整えると、女の頬から首筋に掛けて、掌で撫でました。

「…ご主人と、比べたのですか?」
「っ!ごめんなさっ…そんな、つもりじゃ」
「構いませんよ、比べても…何をなさっても、私は貴女を咎めない」
男は先程までの抜き差しの激しさの欠片も無い、優しげな口調で囁きました。
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