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夢の欠片(くすくす姫サイドストーリー)
第1章 前編
「いいえっ…!いいえ!」
女は男にしがみついて来て、首を振りました。
「違うのっ…!そんな、つもりじゃ…あ!」
男がまた動き始めると、女は閉じていた目を開けて仰け反りました。
「あ、あぁ、あ、ん!」
「ほら、比べて…ご主人と、私と、どちらがイイですか」
揺さぶられている女の目に涙が盛り上がったかと思うと、女は男の方に手を伸ばし、喘ぐように叫びました。

「あぁあ!あ、あっ、貴方がいい、貴方がいいのぉっ!あ、もっと、もっと貴方のっ、あ、あ」
「私が、もっと、欲しい、ですかっ」
「ん、んっ、ちょうだい、もっと、中にっ、いっぱいっ、あっ、あん、あ、貴方だけっ、貴方だけなのぉっ!」
「クッ…ソ…っく…」
「あっ、あ、あ、んっ、ん!んっ、あ、やぁ、いっちゃう、すごい、いっちゃう!あぁあん!…っあ」
「イきましたか?」
「ふ…あ…ん、いっちゃ…んっ!あぁあ!」
「すみません、私は、まだ…」
男はまだ萎えては居ません。極まった女の中を、もう少し楽しめそうでした。

「あぁああん!?ゃあああ!」
「気持ち良くして、くれるんでしょう?」
「だめぇ、いってる、のに、いっ、あ、またぁ!」
「もう少し、私に、付き合って、っ」
「あっあっ、あん、あっ、あ、へん、すごくへんっ!…あ、いくぅ、またいくっ…!」
「ああ、っ、俺、も、っ」
「あぁあ、あ、あ、ゃあああ!」
「クソっ…くっ…」
男はすんでのところで己を引き抜いて、女の腹をどろりと汚しました。



「ふ…ぁ…」
「失礼。脱がせますよ、汚れてしまう」
男は果てた後、女の腹を汚してしまった事に気付き、慌てて体を拭いました。いくら侍女の協力が有っても、着て帰れない程服を汚す訳には行きません。
もうこれ以上服を汚さないように、ぐったりしている女の服を今更ながら脱がせにかかりました。
服を一枚一枚脱がせていた男は、ある事に気付いて手を止めました。

「…これは…」
「…あ!」
情事の名残に蕩けたまま男にされるがままになっていた女は、はっとして寝台の掛け布で体を隠しました。

「…ごめんなさい!見せるつもりじゃ」
女の体には、痛々しい痣がありました。
それは生まれつきの物ではなく、誰かに故意に付けられたと、はっきり分かる物でした。

「誰が…どうして」
「…仕方ないの…跡継ぎを身籠らなかった罰ですもの」
呆然と呟く男に、女は淋しげに笑いました。
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