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夢の欠片(くすくす姫サイドストーリー)
第1章 前編
「いい音させて…気持ち良いか?」
「ん、いい、きもちいいっ…ね、ちょうだい、ここに、いっぱい、っ」
女は手を伸ばし、再び硬くなってきた男を強請りました。

「んぁ、あ、あ、やぁ、や、いっちゃう」
「ほら、お待ちかねの贈り物だ」
男は女にしばらく好きに擦らせた後、女をひっくり返して向かい合い、女の中を貫きました。

「あぁあん!あ、あん、あ、あ!」
「っう…やべぇ…」
椅子がぎしぎしと音を立て、体液が混ざり合い足環が揺れる音に加わりました。
「もういくっ、あ、いく、いっぱいいっちゃうぅ!」
「俺も、っ…」
ぐったりと脱力した女を抱き締めて、男は残った精を女に注ぎ込みました。
「ふ、あ…」
先程から溢れ続け、女の脚を伝っていた液体は、更に滴って足環を濡らしました。
「あ…汚れちゃっ、た…」
「構わねぇよ。次までに綺麗にしとく」
男は手を伸ばして机の引き出しを開け、女の手を取って口づけると、指に何かを滑らせました。

「え…?…あ!指輪…!」
「これは、ここらじゃ贈らねぇ物だ」
この地は果物の産地です。
果物を摘む時に傷付けないように、手や腕には装飾品を着けない習慣がありました。その代わり、足を飾るのです。
この地で身に付けることが少ない装飾品であれば、見つかった時でも実家からの譲られ物だと思せる事が出来る可能性は高い筈でした。

「迷惑じゃなけりゃあ、これだけお前の傍に置かせて欲しい。危なくなるのは、承知してるが…」
「いいえ…嬉しいわ…!指輪を贈られるのは、初めて!櫛と一緒に、大事に仕舞っておくわ」
女は嵌められた指輪を嬉しそうに撫で、じっと見詰めました。

「赤い石だけじゃ、無いのね…」
「ああ。真ん中が、お前だな。その横は、俺だ」
「ふふっ、素敵…あら?」
女は、石が光を変わった形に弾いたことに気付きました。見間違いかと思って居たら、男が女の手を取ってちらちらと光らせて見せました。
「やっぱり!光るわ!」
「これは、災難避けの『目』だ」
「目?」
「ああ。こんな光る線が出る『目』のある石は、悪い物を見張るって言ってな。持ち主を災難から遠ざける」
女は感心して石を眺めました。赤と緑の石の光り方は、少し違うように思えます。
首を傾げていると、男が言いました。

「緑の石のは目、赤い石のは星だ」
男は女に口づけました。
「お前は星だ。どこに居ても、俺はお前だけを見てる」
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