この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第8章 ツンデレ委員長は世間知らず
 首を傾げた瞬間にパラリと落ちた髪を耳に掛け直しながら、彩夏は真吾の顔を少し上目使いで覗き込んだ。
 女性らしい不図した仕草にドキリとして、思わず真吾は目を逸らす。
 そういえば……確かに緊張もなく普通に会話しているなと真吾は思った。
 殆ど会話をした事の無い女子との会話など、普段ならすんなりとはいかない。
 そもそも今まで気にするゆとりも無いほどバタバタしていた。説明し終えた後はもう、彩夏とエッチする事しか念頭に無かったのだから、緊張する余裕の方が無かったようなものだ。
 今では彩夏をからかうゆとりすら、心に感じるのが真吾には驚きだった。

「そうかもね。身体が繋がったついでに、心も繋がったんじゃない?」
「ば――バカじゃない!?」

 打ち解けたついでに軽口でからかうと、彩夏は顔をカーッと染め上げた。
 不意に怒らされた顔が不器用に眉を吊り上げて、何とも愛らしく感じる。

「バカじゃないって、ツンデレかよ……プッ、可愛い」

 思わず吹き出してしまった。
 ムッと脹れると彩夏は気分を害したようにプイッとそっぽを向く。
 子供のような拗ね顔に、笑いが更に込み上げる。耐えかねたようにプクククと笑うと、彩夏は今度は剥くれてしまった。
/131ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ