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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第13章 妹の様子がおかしいのだが
 妹が相手というだけでも背徳的なのに、後ろから羽交い絞めるように口を塞ぎながらの性行為なんて、まるでレイプだ。妹を相手に強い劣情を感じてしまっているのに、倒錯的な状況に興奮を一気に昂ぶらせて……これではまるでレイプ願望があるみたいじゃないか。

「んんう!んんん……んっんっんっ!」

 淫核を撫でる指に力が込められる。
 愛蜜で溢れた秘裂はぐちゅりと淫猥な音を立てた。
 指を割れ目に沿って上下に動かしながら摩擦を深めてやると、美里はビクリビクリと細い身体を弓のように撓らせいた。
 手のひらに妹の悦楽の声が洩らされ、そのくぐもった喘ぎが耳に届くと、心にドロドロとした澱のようなものが流れ込んで、真吾は堪らない昂ぶりに包まれた。

「美里……そろそろイきそうだね。イかせてやるよ……美里」

 中指がクリトリスの根元をグイッと持ち上げるように撫でると、美里の腰が大きく激しくビクビクビクッと揺れた。

「うう―――ッ!!うんっうんっうんっうんっ!!ううう~~~んんん―――――!!」

 手のひらにくぐもった激しいイキ声を洩らして、美里は絶頂した。
 声を強制的に抑えられての絶頂にゾクゾクとする。
 羽交い絞められながら逝かされる妹の姿に、ヤバいくらいに興奮を感じてしまう。最低だ……真吾は、そんな自分に煩悶する。
 レイプ願望が少なからず自分にもあるのだ。背徳的な行為を強いられながらも、昇り昂ぶる無垢な妹の姿に、激甚な劣情を感じてしまう。
 真吾は相反する感情に罪悪感を覚えながらも、それを自覚し始めていた。
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