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身代わりの夜
第3章 かんちがい口唇奉仕
 勃起しきった陽根が、ぶんっと唸りをあげて飛び出す。
 窮屈な布に締めつけられていた肉の槍が、美人上司の目の前に弓なりにそそり勃った。

「やだ……な、なに、これ……」

 亜沙子は声を上ずらせる。
 驚愕に見開かれた瞳が、たちまち、とろんとなった。

 女性に勃起したペニスを見られるのは初めてだった。
 下劣な情欲をあからさまに知られるみたいで、やたらと恥ずかしい。

 ねっとりと絡みつく視線が、さらに羞恥に輪をかける。

「……お、おっきいのね」

 そう言われても、勃起した状態を他の男と比べたことなど皆無だ。
 自分のサイズが平均を上まわっているのかどうかなんて、わかるはずもない。
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