この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
牝獣の哭く夜
第19章 白百合の臓腑
 全体で見ると、ちぢれた長い毛がモシャモシャと繁茂しているようだが、一本一本の毛並みは、下向きに整然と美しく生えている。

 三角形の底辺にあたる左右の拡がった部分は、中央下部に向かってゆるやかになびく。
 左右対称に盛り上がったのち、女陰の先端に向う流麗な曲線となって収束する。
 銀杏の葉のようでも、また女性の快楽の中枢部を指し示す矢印のようでもあった。

 沼田は数本の毛をつまんで、軽く引っ張った。
 ちぢれ毛がまっすぐになり、毛根を頂点に薄い皮膚が伸び上がる。

「はぁン……」

 美貴の腹部が緊張に引き攣る。

 毛の根元近くをセーフティ鋏でカットした。
 軽い抵抗とともに、プツンと陰毛は二つに別れる。

 伸び上がっていた薄い皮膚は、五ミリほどの毛を見せてもとの美しい丘となり、沼田の手には数本のちぢれた長い毛が残った。

「ふふ。これが沢村課長のマン毛。
 大事にとっておかなきゃ」

 美貴にカットした毛を示し、ティッシュの上に置く。

「課長のは長くて硬いですからね。
 いきなり剃刀で剃ったら、すぐに毛ガラミをおこしちまう。
 まずはこれでカットしてあげますよ」

/369ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ