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無防備な人妻
第5章 地獄の始まり
3日目の朝、主人を送り出して、私はすぐ外出しました。

男達から逃げたのです。
今日も押しかけて来るのは分かっていました。

出かける際、男達と鉢合わせにならないかビクビクしながら家を飛び出しました。

もう身体はボロボロでした。

今日も同じ扱いをされると本当に身体を壊してしまいそうでした。

私が逃げたことに対して、男達の報復も怖かったのですが、男達がやって来る恐怖にビクビク怯えながら家にいると気が変になりそうで耐えれなかったのです。精神的にも限界でした。

あと病院に行き、避妊薬を処方してもらうつもりでした。

このままでは、本当に妊娠しかねない。
もしかしたら既に妊娠しているかもしれない…

絶対に妊娠は避けなければならない。
獣の子を身籠る訳にはいかない。
考えただけでもゾッとします。

私は自己防衛に動いたのです。

男達はこれからも、遠慮なしに中だしを繰り返すでしょう。







病院を出て、時間を潰しました。
薬局に寄り、妊娠検査薬を買い、夫が帰宅する直前に帰りました。

家に近づくにつれ、悪いことを想像してしまいます。
家の前に男達が待ち伏せていないだろうか、何か良からぬ事を仕掛けていないだろうか。

家の前に男達の姿はありませんでした。
私はホッと胸を撫で下ろしました。

ポストの郵便物を確認しました。
郵便物は3通ありました。
2通はダイレクトメール、1通は宛名の書かれていない白い封筒でした。

見ると封が糊付けされていませんでした。

私は胸騒ぎを覚え、家に駆け込みました。

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