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第7章 夫婦の寝室

私が寝室を拒むのは勿論、夫婦の大切な部屋に男達を踏み入れさせたく無かったからに他なりません。

寝室は私と夫の大切な愛の巣なのです。

私達夫婦の愛の巣に、餓えた野良犬に入って欲しくなどありませんでした。

野良犬達は、寝室という空間に興奮するでしょう。

野良犬達が私に投げ掛けてくる言葉も、容易に想像がつきます。

"毎晩ここで、旦那とヤってんのか？"

"旦那とどっちがいい？答えろよ"




そしてもう一つの理由
寝室を汚されたく無かったのです。

それは、男達に、という意味もありますが、
汚したくないという意味もあるのです。

私は、男達に激しく攻め立てられ、何度か いわゆる潮を吹いていたのです。

今まで殆どそのような経験はありませんでした。

男達が帰った後、カーペットに付いた染みを拭き取っていたのです。夫に知られないように…

もし、寝室のベッドで潮を吹かされたら…
おそらく夫にバレてしまうでしょう。

マットに付いたその痕跡を消すことは無理だと思っていたのです。