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第13章 地獄からの解放

私は地獄の日々から解放されたのです。
１ヶ月にも及んだ地獄のような日々から…

近所の方の通報によるものでした。
連日のように、複数の男達が出入りしていることを不審に思い、警察に連絡を入れてくれたのです。

警察から事情を聞かれ、三人組の男達から受けた凶行を全て話しました。
性犯罪という事で女性警官が話を聞いてくれました。
複数人については、三人組以外の男達は覚えていないとお話ししました。
「全てを明らかにしてください」
女性警官から言われ、後日十数枚の写真を見せられ、「見覚えはないか？」と聞かれました。
三人組の携帯電話の履歴から、数名の男達にも事情聴取が行われたようです。
写真は見覚えのある男達でした。
お金で私を弄んだ男達…
私は「記憶にありません」を通しました。
私としてはあの三人組が罰を受ければそれでいいと思っていました。
そして早くこの件は終わりにしたかったのです。

夫は三人組の男の存在しか知りません。
三人組以外にも、愛する妻の身体を好きに扱った男がいる事実を知りませんし、知られたく無かったのです。
夫には伝えてほしく無い事、そしてこの件を早く終らしたい事を女性警官に強く訴えました。

女性警官は私の気持ちを汲んでくれました。