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官能書道/筆づかい
第2章 優筆
「やだっ、やめてえっ!」

 涼子の悲鳴も耳に心地よい。

 今夜の愉しみへの期待に胸はふくらみ、怒張も爆ぜんばかりに膨らんだ。

(まだだ。もっともっと、この女に恥ずかしい思いをさせてやる)

 舌で舐め回したいのをグッとこらえて、鹿島は涼子の股間からぬらついた顔を離した。
 早く本領を発揮したくてうずうずしている勃起肉をなだめながら、涼子の裸身から離れる。

 涼子は両腕で胸を抱き、鹿島に背を向けて身体を丸めた。

「それでは、最後のお願いです。ここでご自分を慰めてもらいましょうか」


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