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官能書道/筆づかい
第3章 穂先

 薄い皮膚に華奢な肩甲骨が浮き出た涼子の背中を眺めながら、鹿島はうっとりと言った。

「オナニーですよ。
 今日、持ってきていただいたこの道具をどんな風に使うのか、ここで見せてもらいたいんです」
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