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第2章 お務め

こんなことでは、病気になってしまう。
心配していたことは一月もしないうちに起こった。

「ジョン、医務室に来て。」

午後の授業の途中にシスターに呼ばれた。
行けば、ジョアンナがベッドで真っ赤な顔をしている。

そして、シスターに色々質問された。

決まって病院に通っていなかったか、決まって飲む薬がないか、前にもこんな事は無かったか…

病院や薬などは無かったが、ジョアンナはしょっちゅう風邪をひいて高熱を出し、マムから氷枕を欠かさず当てて置くように言われることは何度もあったことを答えた。

「そんな時もマムは仕事に行くの？」

「うん、２、３日すれば良くなるからって、俺が面倒をみてた。」

「病院に行くことは無かったの？」

「たぶん。病院に行ったら薬をもらうでしょ？
ジョアンナが薬を飲んでいるの見たことないから…」