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第2章 お務め

１週間経つにつれて俺はこの生活に慣れていく。
しっかりとした食事が与えられて、ぐっすりと眠れる。学校を往復する時間や食事や風呂の準備をする時間が無くなった分、生活が安定したと感じていた。

だが、小さいジョアンナには、環境に慣れるとか理解するとか出来ないのか、今までと違うということが嫌なんだろう。

授業が終わってフリールームに走っていくと、友達も出来ず、部屋の隅で家から持ってきたぬいぐるみを抱き締めて泣いていた。

そして俺が膝に抱っこすると泣き疲れて寝てしまうのだ。

昼寝の習慣のせいもあるのだろうけど、せっかく一緒に居られる時間なのに…