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第2章 お務め

ｺﾝｺﾝ…

「ジョンだね、入りなさい。」

牧師さまがソファーに座っていた。


「ジョアンナのこと、ありがとうございます。」

とりあえず、ずっと言えずにいたお礼を伝える。

「ふむ、物分かりが良さそうだな。

まずは服を脱ぎなさい。」

何故…
とは、思ったけど言われた通りにする。

共同生活で皆で風呂に入り着替えるので、その時は何も抵抗がなかったのだ。

ボタンを外し上衣を脱ぐ。

「脱いだものはそのカゴにいれて。」

ソファーの前のローテーブルに置かれたカゴに入れる。

牧師さまが黙ったまま俺を見ているのは変な感じだったけど、何も言わないのでズボンを脱ぎ、パンツも脱いでカゴに入れる。

「ジョンは何歳だったかな？」

「もうすぐ誕生日で八歳になります。」

「ふむ、黒人だから成長が早いのか、年齢の割に体つきがしっかりしているな。」


身体測定なんだと思った。

「ぐるっと一周回ってみなさい。」

ほら、やっぱりそうだろう。

牧師さまの目が輝き、健康な体を誉めているように思った。

「こっちにきてテーブルに手をついて体を倒してみなさい。」