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Eternal
第1章 :Lost
1999年後半からコンピューター化され始めた世界の中の一国にその島国の名はあった。この島国は1900年前半から中盤にかけてあった第1次世界大戦の勝利と第2次世界大戦の敗戦後、優秀な人材を多く備えていて、全てに貪欲であった。この島国が世界中でも指折りの経済大国に成長したのも彼らとその貪欲さのお陰だろう。しかしその当時はまだ、彼らの中には細やかでも豊かな暮らしを―― そう願っていたに違いない。それがいつ、どこでその願いを掛け違えてしまったのだろうか? 彼らはいつしか、もっと豊かな暮らしをと願い始めていて、それは徐々に醜く膨大で、既に過去の細やかで多少の不自由さを持った日常には戻ることができない状態にあった。そのような中で情報化社会となった今、コンピュータによって毎日の暮らしが形成されている。つまり現代の人類は全てコンピュータによって支配されているようなものだ。
毎日時間に拘束されながら同じ暮らしを繰り返す。街中には防犯カメラが至る所にあり、個々には番号がつけられていて、どこに居ても監視されているようなもの。彼らはその便利さから既に抜け出せなくなっていた。
 1900年代後半になった頃の情報化社会は既に日常に溶け込み、便利で豊かな暮らしは増々大きなものとなり、資産価格の上昇と好景気によって生じた社会現象であるバブル時代が到来。この時のこの島国の地価と株式の資産は高騰した。地上げ屋という名をネガティブな方向に有名にしたのもこの時期である。
 本来の地上げ屋という業種は権利関係の複雑な土地や建物を買収する都市開発の専門業者として存在していた。そのバブルが崩壊したこの島国のそれまで伸び続けていた経済は不景気という言葉がいくつあっても足りないくらいのどん底まで堕ちていった。次々に名の知れた会社が倒産。その影響により大企業からの下請けで成り立っていた子会社もまた同じ道を選ばざるを得なくなった。そしてそれによってこの島国に大量に生み出されたのは、働き口を失くしてしまった「失業者」と呼ばれる者たちである。
 今までのこの島国の特徴といえば男は働いて女は家庭を守るという習慣が根強くあったのだが、このバブル崩壊後はそのような悠長なことはしていられなくなった。この経済大危機の後には女性の社会進出がはじまり、その数年後の女性たちの願うなら今、貴女は何になりたいというアンケートでは、

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