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Eternal
第2章 :Discomfort-違和感-
 そう、私は確信を持つ為に試しているのだ。私が抱いている違和感が何なのかを知る為に、キスができたら別に付き合うくらいならしてもいいだろうくらいに思いながら。
 男の唇がそっと私のその上に乗せられると、その後すぐに私の両目は大きく開いていた。
 そうか、やっぱり――
 私の思い過ごしではなかった。男の唇はとても柔らかかった。私と同じくらいに? いや、もしかすると私の唇以上に柔らかかった。しかしどこがどう異なるのかが私にはようやく理解できた。いや、先ほど会った時に、帰りの途中で理解できたはずなのだ。しかし確証がなかった為に断定することができなかった。
 クリスマスが近づく真冬の外で会話をしている間の私の口元からは白い吐息が常に外に向かって舞っていたにも関わらず、男の口元からはそれが一度も舞い踊ることがなかった。これが私が抱いてきた何度目かの違和感。そしてもう一つ、彼からのキスを受けた時、触れた彼の唇と吐息はまるで氷のように冷たかった――。

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