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Eternal
第3章 :confusion-混乱-

先ほどまでの彼の指に巻き付いているバンドエイドを見て何かしら温かい気持ちになったり、見た目と中身の違いに少し胸ときめいたとか、横顔に見惚れてしまっていたとか、まるで天から降りて来た神の遣いだとか、自分の中に彼の魅力に少し惹かれ始めているのではないかとか、彼に対する高評価などどこへやら。なぜか私の脳裏には過去のごっこ遊びの一部分が蘇る。
飯事で嫌がる男の子に強制的にやらせた結婚式ごっこや夫婦ごっこ。白いカーテンを窓枠から外して身体に巻き付けて、頭にも同じものを被せて--
あなた、そろそろ子どもが欲しいわね、なんていうませた台詞を恥ずかしげもなく言ってみたり。
あの時はどうやったら子どもができるかなんて考えてもみなかったけれど--
私の顔は今、とんでもなく真っ赤に染まってしまっていて、頭からはしゅわしゅわと音が聞こえるのではないかと思われるほどに逆上せてしまっている。
「と、共に暮らすってことは、同棲ってことですよね? そ、それにだ、だ、だだ男女の行為って……」
この島国の老いた者たちは皆、このような言葉を聞くと顔を顰めるらしい。例えば、結婚前の男女がそのようなことをすると、まるでマナー違反だと責めるような。そのような慣習は文化が発展している今でも根強く残っていた。
私が頬を両手で合わせながら拒絶の仕草を起こす。それを彼はどう解釈してしまったのか―― 私が男性に対しての免疫がほぼないと思ったのか。まあ、それはそれで正解なのだが、彼はやはり『ヒト』とは異なるのだ。
『ヒト』が持つ一般的な常識がまずなかった。
「共に暮らすならこのマンションは学生寮に使用されているから無理だ。だから転居先は既に契約済みだ」
まず相手の了承を得てからの行動をしない。
「男女の行為については心配することはない。俺は女の身体の扱いには慣れている。安心しろ」
いや、安心しろというわけではない。大体共に暮らそうと考えている女性の前で自分が女性の身体の扱いには慣れているなんて宣言するものだろうか? それも胸を張って。しかしその後の彼の言葉に、私の目の前は真っ暗になりそうになった。
「女といっても『E地区』の男の欲を満たす為のセックス専用ロボットだけどな…… まあ、身体の扱い方は大体同じだろう」
ち、違いますよっ!
部屋の中で小気味よい音がひとつ、響き渡った。
飯事で嫌がる男の子に強制的にやらせた結婚式ごっこや夫婦ごっこ。白いカーテンを窓枠から外して身体に巻き付けて、頭にも同じものを被せて--
あなた、そろそろ子どもが欲しいわね、なんていうませた台詞を恥ずかしげもなく言ってみたり。
あの時はどうやったら子どもができるかなんて考えてもみなかったけれど--
私の顔は今、とんでもなく真っ赤に染まってしまっていて、頭からはしゅわしゅわと音が聞こえるのではないかと思われるほどに逆上せてしまっている。
「と、共に暮らすってことは、同棲ってことですよね? そ、それにだ、だ、だだ男女の行為って……」
この島国の老いた者たちは皆、このような言葉を聞くと顔を顰めるらしい。例えば、結婚前の男女がそのようなことをすると、まるでマナー違反だと責めるような。そのような慣習は文化が発展している今でも根強く残っていた。
私が頬を両手で合わせながら拒絶の仕草を起こす。それを彼はどう解釈してしまったのか―― 私が男性に対しての免疫がほぼないと思ったのか。まあ、それはそれで正解なのだが、彼はやはり『ヒト』とは異なるのだ。
『ヒト』が持つ一般的な常識がまずなかった。
「共に暮らすならこのマンションは学生寮に使用されているから無理だ。だから転居先は既に契約済みだ」
まず相手の了承を得てからの行動をしない。
「男女の行為については心配することはない。俺は女の身体の扱いには慣れている。安心しろ」
いや、安心しろというわけではない。大体共に暮らそうと考えている女性の前で自分が女性の身体の扱いには慣れているなんて宣言するものだろうか? それも胸を張って。しかしその後の彼の言葉に、私の目の前は真っ暗になりそうになった。
「女といっても『E地区』の男の欲を満たす為のセックス専用ロボットだけどな…… まあ、身体の扱い方は大体同じだろう」
ち、違いますよっ!
部屋の中で小気味よい音がひとつ、響き渡った。

