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息子の同級生の巨根~夏奈子・38歳~
第9章 同級生の母・夏奈子
一連の出来事の後、ショウが夏奈子のことを初めて見たのはちょうどこの頃だった。

実はショウの家はこのマンションに引っ越して来て半年程度。クラスメートの優希が住んでいたことは知ってたものの、たまに近所で見かける夏奈子が優希の母親であるとは思わなかった。

美人で快活、スラッとしてスタイルも良く明るくよく笑う夏奈子はショウにとって一目見たときから気になる存在だった。いや、気になるというよりは好意かそれ以上の感情を、はっきりと異性を見る目で抱いていた。

それが決定的になったある出来事があった。
ショウの家は父親がかなり早い時刻に会社に出かける。だからショウは自分で起床して学校に向かわなくては行けない。ある日、かなりの寝坊をして学校に遅刻してしまったことがあった。そういう時、ショウは開き直って逆にゆっくりと学校に向かう。見た目が日本人離れし、中一にしてはかなり大人びているショウを近所の大人たちは嫌遠し、そんな時間に歩いていても注意したり声をかけたりしない。その日も堂々と家を出て学校に向かおうとしたところ珍しく突然誰かに呼び止められた。それが夏奈子だった。

『君、こんな時間に大丈夫なの? 大遅刻でしょ?』

夏奈子はちょっとキツイ感じで注意するようにショウに声をかけてきた。今までそんな風に大人に注意されたことにないショウは内心驚いた。しかもその相手は異性として気になっていた夏奈子だ。何だか自尊心をくすぐられるというか、ムッとする気持ちと色々なものが混ざった複雑な感情を抱いた。

『ちょっと体調悪くて。学校にも連絡してあるんで大丈夫です』
とショウはうそぶいた。

『あら、そう? それならいいけど』
コロっと柔らかい表情に変わった夏奈子にショウは拍子抜けした。
『君、ちょっと前くらいから見るけど引っ越ししてきた?』
『ハイ、半年前に』
『そうなんだ、よろしくね』
ニコっと笑うと夏奈子は小さく手を振り去っていった。

別の大人なら慣れ慣れしくも感じたかもしれない。そう感じさせない夏奈子の魅力をこのとき直接感じることが出来た。それと同時に他の大人とは違い自分を諭すような感じのあの気の強さ、腹が立つ感じがあると共にそんな夏奈子に惹かれている自分をはっきりと感じた。

ショウは子供ながらに主婦である夏奈子に対し性的な恋幕の情を抱いたのだ。

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