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ボクは今日も『リカ』になる
第9章 【芳 side】3
彼は私の嫌がることは絶対にしないのに、私は彼の押しに弱い性格を利用してやりたい放題している気がする。今さらだけど、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

「え、カオルちゃん…?」

私はTシャツとジーンズに着替えた彼の背中に抱きついた。

「マサ君、いつもありがとう」

「…どうしたの、急に?」



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