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ボクは今日も『リカ』になる
第3章 2【理佳 side】
細身とはいえ男の僕には姉の制服は少しキツくて、シャツは自分のだしスカートのホックもブレザーのボタンも外したままだ。ただでさえそんな中途半端な女装をさせられて恥ずかしくて仕方ないのに、カオルちゃんが何も言わずにガン見してくるから更にツラい。
「な、なに考えてるんだろうね、姉さんは。こんなの気持ち悪いだけなのにね」
彼女の視線と沈黙に耐えられなくなった僕がブレザーを脱ごうとした時、
「ダメです!」
カオルちゃんにガシッと手を掴まれた。
「な、なに考えてるんだろうね、姉さんは。こんなの気持ち悪いだけなのにね」
彼女の視線と沈黙に耐えられなくなった僕がブレザーを脱ごうとした時、
「ダメです!」
カオルちゃんにガシッと手を掴まれた。