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ボクは今日も『リカ』になる
第2章 1【理佳 side】
「──彼女が僕のカノジョです」
「月橋芳(カオル)です。よろしくお願いします」
1学年下の彼女に告白されて付き合いだしたのは、つい1週間ほど前のことだ。
いつも『あんたみたいな女々しい男は一生童貞に決まってる』と僕をからかう姉にドヤ顔で報告したら、『そんな物好きな女の子が実在するなら連れてきてみなさいよ』と全く信じていない目で言うので、彼女に恐る恐るお伺いをたてたところ素敵な笑顔でOKしてくれたのだった。