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ボクは今日も『リカ』になる
第7章 4【理佳 side】
僕が胸中でオタオタしている間にカオルちゃんは距離を詰めてきて、
「リカ…」
そう囁いてキスをした。
「ん?」
そして僕の『下半身事情』にすぐに気付いた彼女は、爽やかな笑顔で意地悪な質問をする。
「どうしてこんなコトになってるんですか?」
「わ、わかんないよ、僕だって…カオルちゃんに『リカ』って呼ばれたら、こうなっちゃったんだ」
バツが悪すぎて うまい言い訳も思いつかず、僕はバカ正直に本当のことを言ってしまった。