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第8章 ５【理佳 side】

…話の流れから察するに、この子と『真亜子先輩』とやらがカオルちゃんが関係を持った相手なのだろう。
さて、この嫉妬のカタマリになった彼女に何と言えばいいのか…

「私、お姉さまが女の子を好きなわけじゃないって知ってました。私を抱いてくれたのも、泣いてお願いしたからだって…だから、彼氏ができたなら今度こそ諦めなくちゃって思ってました」

とうとう彼女の瞳から大粒の涙が流れ出した。