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お披露目の会の余興の話(くすくす姫後日談その5のおまけ)
第1章 お披露目の会の余興の話
「俺がお前を踊らせる。お前は大人しく踊らされてりゃそれで良い」
「踊らされて、って」
どうするの?と眉を八の字にした姫の耳元に唇を寄せて、サクナが囁きました。
「…俺に抱かれて蕩けてる時みてえに、イイコにしてりゃあ十分だ」
「う!!!!!」
囁かれた途端にスグリ姫は、頭がふしゅーと音を立てて沸騰した様な気がして、何も考えられなくなりました。

「行くぞ」
サクナは姫の手を取ると、そのまま歩き出しました。
「へ?あ、待っ」
「待たねえ。…ビスカス!」
「へいっ!」
待ってましたと立ち上がったビスカスを連れて、この家の主と婚約者は、人々の前に進み出ました。

頭が茹だったまま引っ張り出された姫は、招待客の視線を一斉に浴びました。
するとますます頭が回らなくなって、手を繋いでお辞儀をして…と、サクナにされるがままに身を委ねておりました。
…すると。
「あ、の、サクナ?!」
「何だ?」
ビスカスの歌が始まり、それに乗って動き始め、姫は自分達がいつの間にか踊り始めているのに気が付きました。
「あっ…あのっ…ひゃっ…ん!」
名を呼んだ途端、するりと体の線ををなぞられて身を離されて、腰を引き戻されてその手でお尻を撫でられました。
「ね…私、なんだか、踊れてるっ…?」
「ああ。踊れてるぞ」
手を合わせ、滑らせながら絡ませて、解く時にくるっと回されて、手を引かれてまた回りながら戻って来て…と言うのを何度か繰り返された姫は、何度目かに自分で余計に回ってみて、サクナを見上げて微笑み合いました。

「初めてにしちゃあ上等だ。その調子で、そのまま気持ち良くなっとけ」
「う?…うんっ?」
それは確かに、気持ち良い物でした。
されるがままに身を委ねて、時々応えてまた応え返されるのは、慣れてくると何の苦もなく流れるようにするすると出来る、大変気持ちの良い行為でした。

(んー…これ…何かに、似てる…?)
ぼんやり考えていた姫の頭に、踊る前にサクナに言われた言葉が蘇りました。
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