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妊活は先生と
第2章 妊活二回目
マユさんに秘密の治療を施して約ニ週間後、遂に排卵日です。
その日の午後に来院して頂く事になっていたのですが、ウキウキする気持ちが隠せていなかったようで、看護師の一人に、

「先生、何か良い事でも有ったんですか?」

と訊かれてしまいました。
内心ヒヤヒヤしつつ、

「いや、別に」

と答え、努めて冷静に振る舞うようにしました。
患者さんに対しても同様です。

私が一日に診る患者さんは三〜四十人で、その人数の分だけ女性器にも触れます。
女性器は本当に千差万別ですが、見たり触ったりしても、何とも思いません。他の臓器をを見るのと同じ感覚です。
勿論、スイッチが入るとその限りではありませんが。。。
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