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ROCKな彼女
第2章 Just a bit
ふらふらと出歩けば
酔っ払いや派手な女の子
自分の見たことのない世界が
そこには広がっていた。
繁華街なんて昼間しか来んから
知らんかったわ
こんなにヤラシイ雰囲気なんやな。
ワクワクするような…
でも少し危険な香りのする
夜の街
太陽が沈めばガラリと表情を変え
昼間とは違う
ネオンが煌めく夜の明るさ
吸い込まれて行く
沢山の人。
声。
匂い。
すべてに惑わされそうな
そんな場所。
適当に雑居ビルに入ってみる。
僕意外にも怖いもの知らずなんかな?
いきなり危なそうなビル入るやなんて…
自分の行動力に驚きながらも
一軒のBARに入る。
『いらっしゃいませ』
静かにJAZZが流れる薄暗い店。