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第13章 Sudden impulse

僕らはよくこのメンバーで遊んでいた。

お花見、キャンプ、ゲーセン、
プール、花火、お祭り
カウントダウンや、
初詣もみんな一緒だった。

ユウナは僕の初めての人だった。

初めての彼女。

初めてのキス。

初めての…SEX。

どれも淡く青臭い思い出。


そんな事をふと思い出す。

《市原…
ずっと好きやったんやけど…
私と…付き合って？？》

たどたどしい彼女の言葉

性春真っ盛りな僕は一も二もなく頷いた。


初めてのデートは。
学校の帰り道。
手を繋いで、2人で神社に行った。

特に意味があったわけじゃない。

ただ2人になりたかった。
恋に隠れた下心…。

ただ黙って境内に座る2人。

静かに時間は過ぎて行く。

彼女に触れてみたいけど、
キッカケが掴めない。