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ROCKな彼女
第3章 Suggestion
高級住宅街とは言えど
一本道を入れば例の繁華街。
駅も近いし道幅も広い。
高層ビルも立ち並んでいる。
ここ、見んでも高いやろ!
心の中での猛抗議…
もしかして事故物件でも
連れて行かれるんかな…
今度は不安が押し寄せてくる。
『ここやで〜』
そう言って彼女が指差した先は
10階建のホテル
『え?ホテルやん!』
何だか変な気が起こりそうです。
すると彼女はコロコロと笑って
『ホテル風マンションやで!
あたしの持ち物!』
そう言いながら自動ドアを抜けて行く。
一階には
コンビニとカフェ
談話スペースがあった。
その奥にまたも自動ドア
手前には
オートロックのマンションで
よく見る解除用のアレ
彼女は鍵を差し込み
回してロックを解除すると
エレベーターに向かって歩き出した。