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ROCKな彼女
第4章 Colors
気がつくと
ふわふわとした何かが顔に当たる
目をゆっくりと開けると
腕の中には彼女がいた…。
あぁ昨日からここは僕の家になって…
それで…彼女と布団に潜って…て……
何もせんと寝てもぉた…
自分にガッカリした
ホンマに抱きしめたまま
寝てどないすんねん!
そんな自分に寝起きから苛立っていると
『ん"〜。』
華奢な身体についた手足を
目一杯伸ばして
『おはよ』
そう言って彼女は微笑んだ。
ドギマギする僕をよそに
彼女はベッドから這い出すと
『てかいま10時過ぎてるけど
バイト大丈夫なん??』
『え"?マジで!あかんやん!行かな!』
僕は急いで着替えて彼女に
行ってきます!と叫んだ。