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Dangerous Man
第11章 呆
俺が運転するのはカイエンGTS
見た目はごつくてイカついが
左ハンドルでも運転がしやすい。
勿論頂き物。
雑誌をめくりカッコイイな〜と
呟くと次の月には乗っていた。
摩訶不思議。
俺はお気に入りの洋楽ロックを掛け流し
リナの待つ駅のロータリーに着いた。
『着いたで〜黒のごつい車や』
そう彼女に電話すると走ってきたのは
ミニスカートに
パステルカラーのコートを
羽織った黒髪の美女。
『アツシこんな車乗ってたんや?』
驚いた表情で傍に寄ってくる。
『そやで〜大阪では
車殆ど乗ってなかったからなぁ』
そう言いながら助手席に乗るよう促した。