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Dangerous Man
第11章 呆
少し驚く。
『これからもアツシの為にリナ頑張る』
そう言って抱き着いてくる。
そっと背中を撫で
『ありがとう。こんな俺でごめんな』
耳元で囁く
『アツシ仕事頑張ってるやん!
リナはアツシの作るシルバー大好き。』
そう言って首に付けた
フェザーネックレスを見せる。
あぁ少し前のコレクションのやつか…
『ありがとう。
俺の店まで応援してくれてんな』
彼女に微笑むと
『リナはアツシの為なら何でもする…
だから…見捨てないで』
俺の肩に額をのせ震えていた。
『リナ…大丈夫やで。
俺はリナに捨てられへん限り
リナの傍におるよ。
ちゃんと会いに来るから…』
彼女の頭をあやすようにポンポンとした。
なんの意味もない行動に呆れながらも
まだもう少し引っ張れる。
そんなイヤしいことを思った。